CXOインタビューを行い、日本をより盛り上げたいと思い、インタビューを行っています。第一回目は橋本さんに話をお聞きしました。
オンライン発達支援で世界を変える!—papamo株式会社代表 橋本氏の挑戦
革新的オンライン発達支援のリーダー、橋本氏に迫る
高田: まずは簡単に自己紹介をお願いします。
橋本: こんにちは、橋本と申します。papamo株式会社の代表を務めています。当社はオンラインでの発達支援事業を主に行っており、特に自閉症やADHDといった発達障害を持つ子供たちを対象に、ZOOMを使った1対1の指導やリハビリを提供しています。また、体幹の弱さや姿勢の悪さなど、特定の課題を持つ子供たちに対しても、理学療法士や作業療法士がオンラインでサポートしています。
高田: ありがとうございます。具体的なサービスの内容についてもう少し詳しく教えてください。
橋本: 具体的には、ZOOMを使用して、理学療法士や作業療法士が1対1で子供たちにリハビリや運動指導を行います。例えば、縄跳びができなかった子が数回のレッスンで飛べるようになったり、自転車に乗れなかった子が自信を持って乗れるようになったりします。また、筆圧が弱くて字がうまく書けない子供も、指導を通じて改善しています。これらの成果はすべてオンラインで達成されているんです。
高田: オンラインで自転車のトレーニングができるんですか?それはすごいですね!具体的にどうやって指導されるのか、少し教えていただけますか?
橋本: はい、私たちは特に発達障害を持つ子供たちのために、専門的な支援を行っています。例えば、子供が授業中に長時間座っていられない場合、体幹を強化するためのトレーニングを行います。これにより、子供たちがより集中して授業を受けることができるようになります。また、オンラインでの指導を通じて、親も一緒に学ぶことができるため、家庭でのサポートも強化されます。
起業の背景ときっかけ—なぜ発達支援事業に特化したのか?
高田: 発達支援事業に特化しようと思ったきっかけは何ですか?
橋本: 元々、コロナ禍でオンラインの運動教室を運営していた時期がありました。その時、発達に不安を抱える親子からのニーズが非常に高いことに気づきました。市場を調べてみると、発達支援に対する需要は大きい一方で、供給が追いついていない状況でした。これがきっかけで、発達支援に特化したオンラインサービスを立ち上げることにしました。
高田: コロナ禍の中で新たなニーズに気づかれたんですね。それにしても、供給が追いつかないほどの需要があるとは驚きました。
橋本: そうなんです。その背景には、我々が現場で感じた実際のニーズも影響しています。発達障害を持つ子供たちにとって、適切な支援を受けることが非常に難しい現状があります。予約がいっぱいでなかなか支援を受けられない施設も多く、そういった子供たちがもっと手軽に、そして効果的に支援を受けられるようにしたいという強い思いが生まれました。
高田: 現場での経験からこのようなサービスを立ち上げられたのは、本当に素晴らしいことですね。
資金調達の苦難と成功の秘訣—VCからの投資を引き寄せる方法
高田: 起業当初に直面したチャレンジや困難はありましたか?
橋本: 資金調達が一番の壁でしたね。創業してから4ヶ月後にはVCからの投資を受けることができましたが、それまでの道のりは非常に厳しかったです。何をどう進めれば良いか分からず、知り合いに頼って紹介を受けながら進めていきました。
高田: 資金調達は多くの起業家にとって大きな課題ですよね。なぜすぐに資金調達をされようと思ったのですか?
橋本: 私たちはちょっと特殊で、元々事業があってそれを元に独立したみたいな形だったので、もっと大きな規模で業界を動かして、事業の拡大スピードを上げていきたいと考えていました。そのためには資金が必要になるので、最初から資金調達に乗り出したという背景になります。
高田: 強い信念と粘り強さで成功に繋がったのですね。ここまで事業を伸ばしてこられた要因は何だと思いますか?
橋本: 一つは、我々のプロダクトの強さです。理学療法士や作業療法士が一人ひとりの子供に寄り添って適切な指導を行い、その成果を見える形で提供できるという点が大きな強みです。実際に解約率は非常に低く、スタッフの寄り添いが結果に繋がっているなと感じます。また、我々のサービスはオンラインで提供されるため、全国どこにいても利用できるという利便性もあります。
高田: オンラインでの利便性とプロダクトの強さ、まさに成功の鍵ですね。
SNSマーケティングの極意—Instagramでニーズを掴む
高田: マーケティング戦略について教えてください。
橋本: 我々はインスタグラムを中心としたオーガニックのマーケティングに力を入れています。30代から40代のママたちをターゲットに、日々の運動や療育のコンテンツを動画で発信しています。これまで発達支援は基本オフラインで行われてきて、まだまだ発達支援がオンラインでできるという認知が広まっていないためにより、オンラインでの発達支援がしっかりと提供できることをアピールしています。「発達支援といえばへやすぽ」という位置付けができるようなブランディングを行っています。
高田: インスタグラムは確かに子育て世代にとって重要な情報源ですよね。具体的にはどのようなコンテンツを発信していますか?
橋本: 基本的には運動領域の支援をしている動画を配信しています。
運動の指導だったりのサービスの内容ってなかなかTwitterみたいな文字だと伝わらないのでインスタだとそれが伝わりやすいので動画で毎日発信しています。
高田: フォロワーとのコミュニケーションを大切にされているのですね。その姿勢が信頼関係を築く上で大きな効果を生んでいるのですね。
誰もが自分らしく生きるインフラを作る—未来の展望
高田: 今後の展望について教えてください。
橋本: 我々のミッションは、誰もが自分らしく育むインフラを作ることです。現在はtoCのサービスに注力していますが、今後はtoBやtoGの市場にも進出し、全国の福祉施設や自治体とも連携していきたいと考えています。最終的には、発達支援のインフラを日本全国、さらには世界中に広げていきたいと考えています。
高田: 具体的にはどのような計画をお持ちですか?
橋本: まずは国内の福祉施設との提携を強化し、私たちのプログラムを導入してもらうことで、より多くの子供たちにサービスを提供できるようにします。また、自治体との協力を通じて、公的な支援を受けられるような仕組みを構築し、利用者の負担を軽減することを目指しています。さらに、国際展開も視野に入れており、海外の福祉施設や教育機関と提携してグローバルな支援ネットワークを構築する計画です。
高田: 世界展開まで視野に入れているとは、スケールが大きいですね。
経営哲学とリーダーシップ—成功を導く信念とは
高田: 経営者として大切にしていることは何ですか?
橋本: ミッションビジョンの共有と、プロダクトへのこだわりを持つことです。また、良い仲間を集めて、その仲間に信頼して任せることも重要です。組織としては、何でも言い合える関係を築き、フラットな環境で率直に意見を交換することを大切にしています。
高田: 透明性と信頼関係を重視しているのですね。オンラインベースでの働き方でもそれが組織の強さに繋がっているのですね。
高田: チームビルディングの活動を通じて信頼関係を築くのは素晴らしいですね。オンラインでの働き方においても、それが重要なのでしょう。
橋本: はい、我々はオンラインベースでの働き方が主ですが、人間関係の信頼を基盤に、率直な意見交換ができるチームを作っています。年齢やバックグラウンドに関係なく、誰もが意見を言いやすい環境を整えています。
高田: 社内の雰囲気も結構フランクな感じなんですね
橋本:そうですね。なんか私は「いい人を集めて、その人が更に隣のいい人を集める」っていうのはかなりこだわっています。
実は私の会社は基本みんな知り合いか知り合いの知り合いで集まってきてるんですね。
いい会社と思わないと知り合いを紹介しないと思うので、スタッフが友達を紹介したいような会社にしたいなっていう風に思っています。
あと私がすごい大事にしてるのが「スタッフが家族に自慢できる会社」にすることです。
なんかうちはよく男性のパパのメンバーが奥さんや家族に「パパって働いてる時すごい楽しそうだねって言われるんです。」とかご結構あっ たりして、その家族含めて愛される会社にするっていうのを大切にしています。
高田: オンラインでのコミュニケーションを円滑にするためにはどのような工夫をされていますか?
橋本: オンラインでのコミュニケーションを円滑にするために、週に一度のミーティングを欠かさず行い、進捗状況や課題を共有しています。また、スラックなどのツールを活用して、日常的なコミュニケーションを図り、チーム全体が一体感を持って働けるよう工夫しています。さらに、年に数回は対面でのイベントを開催し、実際に顔を合わせることで、より深い信頼関係を築いています。
高田: 対面でのイベントも大事にされているんですね。それがチームの絆を強くしているのですね。
成功を目指す若者へのメッセージ—失敗を恐れず挑戦せよ!
高田: 最後に、独立や起業を考えている方々へのアドバイスをお願いします。
橋本: 創業して4期目でまだまだアドバイスとか大それたことが言える立場じゃないですけれども、一つ言えるのは「たくさん失敗して業界や世の中をよりよくしていってほしい」ですかね。
毎日活動していると、正直うまくいかないことばかりです。でもその分楽しいこともたくさんあります。失敗するからこそ、素晴らしい仲間が集まり、ユーザーもついてきて、事業も成長していくといった面白いことがたくさんあります。最初からすべてがうまくいくことはあまりないと思います。しかし、そのためにはスピードを上げてPDCAを回し、周囲の人にたくさん頼りながら、諦めずに続けていくことが大切です。そうすることで、必ず手応えが見えてくると思います。
高田: 挑戦と失敗が成功に繋がるのですね。他にも何かアドバイスはありますか?
橋本: たくさんありますが、特に気をつけるべきことの一つは、後回しにしていることや自分が向き合ってこなかったことです。これらは必ず3、4ヶ月、あるいは一定の期間を経て戻ってきます。いろんな仕事をしている中で、「このサービスのここが気になるな」と思っても、「まあ、いっか」と放置してしまうことがよくあります。それは事業に対しても、組織の在り方に対しても、自分自身に対しても同じです。しかし、それを放置すると、後になってより大きな問題として返ってくることがあります。ちょっとした違和感は「まあ、いっか」で済ませないことが重要です。
もう一つ大事なのは、自分自身に対して率直に厳しいことを言ってくれる仲間を近くに置けるかどうかです。今はそういったことを言ってくれる仲間の体制を作れたのですが、そういったチームができてからは、授業も自分自身もどんどん自己拡張できるようになりました。
起業というのは本当に総合格闘技のようなもので、いろんなことを同時に戦っていかなければなりません。常に新しい武器を身につけながら前に進まなければならない中で、自分に足りていない部分を率直に言ってもらい、それを素直に受け入れて進むことができれば、事業の成長速度は大きく変わると思います。なので、そういう仲間を早い段階で見つけておけばよかったなと思います。
高田: 橋本さん、本日はありがとうございました。
橋本: ありがとうございました。
橋本氏のインタビューを通じて、発達支援事業の重要性とその革新的な取り組みが明らかになりました。彼の情熱とビジョンは、多くの人々に勇気とインスピレーションを与えることでしょう。発達障害を持つ子供たちが、より良い未来を手に入れるために、橋本氏とpapamo株式会社の挑戦は続いていきます。

コメント
こんにちは、これはコメントです。
コメントの承認、編集、削除を始めるにはダッシュボードの「コメント」画面にアクセスしてください。
コメントのアバターは「Gravatar」から取得されます。